【ゲームレビュー】『Heaven Burns Red』待望の麻枝准新作はポテンシャルに満ちている(ネタバレなし)

ゲームレビュー

こんにちは~あどぽっぽです。(@adpoppo_blog)

今回は2月10日から配信開始した新作スマートフォンゲーム『Heaven Burns Red』(以下、『ヘブバン』)感想です。

リリースから約2週間が経とうとしていますが既に100万DLを突破し、さらに初のイベントをさっそく開催中などめちゃくちゃノリにノッています!!

またホロライブ所属のVtuberに連日実況プレイしてもらったり、秋葉原駅や池袋駅に屋外広告を設置するなど、宣伝からもこのゲームへの力の入れようが窺えますね!

肝心のゲーム内容はというと、こちらも非常に好評!

私は2021年11月に実施されたβテスト時点でも楽しんでプレイしていましたが、その時よりも圧倒的にシステムが便利で面白くなっています!

では、概要も紹介しつつ感想語っていきましょう!

作品紹介

ゲームの概要

ヘブンバーンズレッド 公式サイト
Wright Flyer Studios × Keyが贈るドラマチックRPG『ヘブンバーンズレッド』。麻枝准、15年ぶりの完全新作スマホゲーム『ヘブバン』公式サイト。好評配信中!

『ヘブバン』がなぜこれほどまでに注目されているのかというと、『CLANNAD』や『リトルバスターズ!』、『Angel Beats!』など数々の名作を生み出してきた麻枝准氏が初めて手掛けるスマートフォンゲームだからです。

これまでコンシューマーゲームのほか、オリジナルアニメ制作や漫画原作などを担当してきた麻枝さんですが、アップデート式で物語が進行するスマートフォンゲームというだけあって、個人的には期待と不安が半々ですね。

本作は戦闘を挟みながらノベルADVゲーム形式で話が進んでいくタイプのゲームで、他のスマホゲームに例えると『Fate/Grand Order』をイメージすると良いでしょうか。

ただ『FGO』ほどノベル一辺倒という訳でもなく、マップを移動して好きなキャラクターと交流したり、ダンジョン攻略に挑んだりという遊びもあります。

そんな本作の開発は麻枝さん所属のゲームブランドKey…だけではなく、『消滅都市』や『アナザーエデン』を開発しているWRIGHT FLYER STUDIOSとの協業です。

WFS
株式会社WFSのコーポレートサイトです。私たちは、新しいゲーム体験を生み出すこと、多くの人に楽しんでもらえるものを作ること、クオリティに妥協せず、最高のゲームを生み出すことをお約束いたし、常識にとらわれず新しいアイディアを技術力でカタチにし、世界中の人に新しい驚きを届けるという夢に向かって挑戦していきます。

私は引退済みですが『アナデン』プレイヤーだったので、こちらのプレイヤーの方はゲームシステムに親近感を覚えてプレイしやすいかなと思います(特にマップ移動とか)。

また『アナデン』同様完全なシングルプレイゲームなので、いわゆる「ソシャゲ」ではありません。

そのためフレンド機能などの他人が関わるシステムは全くなく自分のペースで進めることが出来ますが、『FGO』のようにフレンドのサポートを使ってガンガン進めるということは出来ない点に注意です

ストーリー

突如宇宙より飛来した謎の生命体「キャンサー」により、地球の人口は約800万人まで減少し全滅の危機に瀕していた。
既存の兵器が全く通じないキャンサーに対抗するため生み出されたのが、選ばれた者にしか扱えない決戦兵器「セラフ」。
人類はセラフを扱うことのできる人間を集めセラフ部隊を結成し、キャンサー対抗のための人類最後の砦とする。
主人公・茅森月歌(かやもりるか)がセラフ部隊に入隊するところから、物語は始まる。

ストーリーは章立てで、各章ごとに「Day○(数字)」と1日ずつ進行していきます。

物語の拠点となるのは、セラフ部隊が訓練と生活を行う軍学校のようなところ。

月歌たちはここで日々寮生活を送りながら、キャンサーと戦うための訓練を行ったり勉強したりして、大きなキャンサー掃討作戦がある際にはここから出発していきます。

セラフ部隊は6人で1部隊となっており、月歌たち第31A部隊は他の部隊と共に作戦行動を行ったりして仲を深めていきます。

いかにも殺伐と言った雰囲気ですが、軍学校での生活は思ったよりも和気藹々としています。

訓練中や勉強中ですら教官に対して「麻枝准節」とでも言えるギャグが炸裂しますし、訓練が休みの日には街へ遊びに行ったり、バンド練習をしたりとKey作品らしい学園生活となっています。

また本作はノベルゲームのように会話の中に何度か選択肢が登場しますが、単純な2~3の選択肢だけでなく二つの文を組み合わせて作る選択肢もあります。

こちらの選びようによって後述する「シックスセンス」というパラメータが上がったりというメリットもありますが、場合によってはBADEND直行ということもあります。

ただ大半はあほなギャグを言うだけなので、気軽に選んでオッケーです笑。

戦闘システム

戦闘はコマンド選択式で行われ、タップでキャラごとに攻撃する相手や使用するスキルを選択したり、前衛3人と後衛3人の各メンバーを交代したりできます。

敵味方にはそれぞれHPの他に「DP」というシールド耐久値のようなものがあり、こちらを減らされない限りはHPにダメージは受けません。

しかしDPは一度ゼロになると一部の手段を除いて回復不可能であり、また味方側は一人でもHPがゼロになるとゲームオーバーのため、DPがゼロになったキャラクターは問答無用で安全な後衛に下げることになります(以降の戦闘では危険すぎてほとんど使えない)。

またキャラクターにはそれぞれ「斬・突・打」の三竦み属性と、「アタッカー」や「ヒーラー」といった7つの役割があり、うまくバランスを考えて6人のバトルメンバーを編成する必要があります。

上の画像のキャラ絵右上にあるのが属性(火や氷といった追加属性もあります)、キャラ名の下に書いてあるのが役割ですね。

これらのキャラバランスと、前衛後衛の入れ替え、いつどのスキルを使うかなど、戦略性の高いバトルが楽しめます。

その他のシステム

ストーリーの合間には「フリータイム」という時間が設けられ、この時にはフリーバトルを行いレベル上げをしたり、ガチャで引いたキャラクターとの交流ストーリーを楽しんだり、さまざまなアクティビティを行って前述のシックスセンスを上げることが出来ます。

シックスセンスは交流を見るための前提条件となるパラメータであり、交流を見ることでキャラの魅力を知るだけでなくガチャに使える「クォーツ」も手に入るので、積極的に上げていきましょう。

ストーリー以外のフリーバトルシステムも充実しています。

階層ごとに決められた戦闘をこなしアクセサリを収集しつつ上階を目指す「時計塔」、ボス級のキャンサーを狩ってスキル強化素材を手に入れられる「プリズムバトル」、マップ攻略を進めていく「ダンジョン」など。

これらのコンテンツは、ホーム画面から「記憶の庭」というストーリー中の軍学校とは似て非なるマップからアクセスすることが出来ます。

いずれも戦力増強のために重要なコンテンツのため、ストーリー攻略に行き詰ったらこちらを進めてみるのが良いでしょう。

シングルプレイならではの気楽さと厳しさはある

本作は完全シングルプレイRPGのため、他人を一切気にすることなく自分のペースで進められるのは大きなメリットだと思います。

周りに追いつこうとして急いでストーリーを見る必要はありませんし、SNSを見なければ他人からガチャ神引きマウントをとられることもありません。

しかし逆に言うと、攻略に行き詰った際には完全にゲーム進行がストップするため、自身の部隊の戦力増強に専念せざるを得なくなってしまうということでもあります。

これはストーリーだけ見たいライトゲーマーにとって、なかなかに高い障壁だと思います。

特にノベルゲーム界で著名な麻枝さんのネームバリューが活きた作品ということだけあって、「ストーリーが見たいのに難易度が高くてなかなか進められない…」ということになると、ユーザーが離れる懸念があります。

さて、そんなシングルプレイRPGの懸念点を並べましたが、本作は見事に難易度が非常に高くなっています。

普通にストーリーだけを進めていくだけでは1章終盤辺りから敵の攻撃が非常に痛く、防御も硬くなるので、まず間違いなく詰まるようになります。

念のためですが、バランス調整ミスなどではないはずです。

同社WFSが運営しているシングルプレイRPG『アナデン』も似たような傾向がありますからバランス調整は慣れたものでしょうし、長く続けてもらうための工夫だと思われます。

ただし、バックグラウンドでフリーバトルを自動周回してくれる機能がありますので、こちらをうまく活用すれば時間のないライトゲーマーでも少ない労力でレベリングを行うことが出来ます。

こういったライトゲーマーを飽きさせない、諦めさせないシステムがあるのは素晴らしいですね。

キャラクターのレアリティ格差が激しすぎる

以上のように、『ヘブバン』は難易度は厳しいながらもレベリングの補助もあり進めやすくする基盤は整っています。

しかし、キャラクターのレアリティ格差がどうしようもなく厳しいです。

レアリティは上からSS、S、Aの3段階があるのですが、SS以外はほぼ役に立ちません。

攻撃力や有用なスキルなどの差もあるのですが、一番致命的に格差が激しいのが「DPの耐久力」です。

ストーリー後半になってくると敵の攻撃も厳しくなり、SSキャラクターは3~4発耐えるような攻撃もS以下のキャラクターは1発でDPが吹き飛ぶことも多くなってきます。

上の画像は同レベルのSS逢川めぐみとS國見タマを比較したものですが、國見タマのDPは逢川めぐみの3/4程度しかないですね(装備によるパラメータ差もありますが)。

前述した通りDPがゼロになったキャラクターが前衛にいるとゲームオーバーのリスクが非常に高いので、後衛に下げざるを得ない=ほぼ使えなくなってしまいます。

つまりS以下のキャラクターは編成しているだけで戦いづらくなってしまうので、6人全員がSSレアリティであることがベスト、ということになりますが、それもやはりガチャ運次第ですね。

ただS以下のキャラクターが全く使えないという訳でもなく、全体回復が使える「國見タマ」や全体バフの「東城つかさ」など一芸あるSレアキャラは出番があります。

SSレアが少なくてもそれらのキャラをうまく使えば立ち回りようがありますし、そもそもこのゲームは公式でリセマラを便利に行える機能もあるので、SSレアが多く出るまでリセマラするのもアリです。

麻枝准の挽回作品となるか?ポテンシャルはある!!

ここまでシステムについて感想を述べてきましたが、このゲームをプレイしている人にとって最も重要なのは「ストーリーが面白いか?感動できるか?」でしょう。

なにせ「泣きゲー」を作り続けてきたあの麻枝准さんがシナリオを担当していますから、最大の注目ポイントだと思います。

ただ近年の麻枝さんというと、オリジナルアニメ『Charlotte』放送時には『Angel Beats!』の方が面白かったと言われたり、『神様になった日』の時には『Charlotte』の方が面白かったと言われたり…(※個人の感想です)。

美少女ゲームの一時代を築いた「Keyの麻枝准」の評判が下がり続けているのはいちファンとして残念でたまらない一方、正直言ってそれもやむ無しといったクオリティの作品が続いているのも事実だと思います。

『Angel Beats!』は名作だけどね!?

そして久々のゲーム作品となる本作は、麻枝さんのそんな評価を覆すための重要な作品にもなるでしょう。

さて、私個人の『ヘブバン』ストーリー感想としては…

ポテンシャルは、あると思います。

最大の理由としては、「恋愛要素が無く、仲間との絆の物語だから」です。

美少女ゲームのジャンル「泣きゲー」のパイオニアに対して「恋愛要素が無いから」とはなんのこっちゃって感じですが、正直私は麻枝作品の魅力は「美少女との恋愛」ではなく「友情」や「親愛」のような要素だと思っています。

『CLANNAD』は非常に多くのヒロインが登場しますが個別ルートよりも父親との和解や渚・汐などの家族とのシーンの方が泣けますし、私の一番好きな『リトルバスターズ!』は完全に友情メインのお話です。

もちろんこれは私個人の感想ですが、結構共感してくれる人も多いのではないかな、と勝手に思っています。

一方で『AB!』『シャーロット』『神様』の3作品は、取ってつけたようなヒロインとの恋愛がどれも展開的に唐突でイマイチでした。

これらのことを考えると、女性だけの軍隊で仲間と共に命を懸けて戦う本作は、「絆」「友情」がメイン要素となることが期待できます。

またアニメのように尺を気にする必要もないので、これまでのコンシューマー作品のようにストーリーを拡げていく中で、じっくりと「仲間との絆」を描写することが出来ます。

ネタバレは避けますが、現在公開されている第2章までですでにその片鱗は出てきていますね。

私もすでに第2章までクリア済みですが、今後長く続いていく中で、どのようにストーリーが展開していくのか非常に楽しみになりました。

まとめ

以上、『Heaven Burns Red』の序盤感想でした。

難易度は厳しいところはありますが、ゲームシステム・ストーリー・UIどれもかなり完成度の高いゲームになっています。

今後も上手くバランス調整も行いつつ、麻枝准復活!と堂々と言える作品になることを期待したいです。

また歴代Key作品とのコラボイベントとかもやってほしいなーと思います。

想いの力で世界を作る『リトバス』とか、銃とか剣ですでにドンパチやってる『AB!』とか絶対違和感ないと思うんですよね…。

気になった方は、以下↓からぜひダウンロードしてプレイしてみてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

ヘブンバーンズレッド
ヘブンバーンズレッド
開発元:WFS, Inc.
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