【ゲームレビュー】『ペルソナ5 スクランブル』新たなジャンルへの挑戦で完璧に仕上がった続編。

PS

こんにちは~あどぽっぽです。(@adpoppo_blog)

今回はPSのフリープレイで配信された『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』感想です!(ほぼネタバレなし)

これまでプレイする機会を逃していましたが、私は『ペルソナ5』の雰囲気がすごく好きだったので、その続きが見られるというだけでもかなりワクワクしてプレイできました。

しかし雰囲気やストーリーだけでなく、ゲームプレイも非常に満足いく出来となっています!

作品紹介

対応ハードPS、Switch、PC
発売日2020年2月20日
ジャンルアクションRPG
プレイ時間約30~35時間
開発元アトラス
コーエーテクモゲームス(オメガフォース)
発売元セガ

『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』(以下『P5S』)は『ペルソナ5』の続編に当たるアクションRPGです。

『無双シリーズ』開発チームのオメガフォースとタッグを組み、コマンドRPGの従来のペルソナとは打って変わって、無双のような爽快感のあるアクションゲームになっています。

『ペルソナ』シリーズは格ゲーや音ゲー、「世界樹の迷宮」ライクなど外伝作品もさまざまに出ていますが、アクションは本作が初めて。

しかししっかりとノウハウのあるオメガフォースと共同開発したことで、初挑戦とは思えないほどの高クオリティに仕上がっていました。

注意点としては、前作のフォロー説明等はほぼ無いので、『ペルソナ5』または『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』をしっかりクリアしてからプレイしましょう(どちらでも問題ありませんよ)。

ペルソナと無双が見事に融合した歯ごたえのあるバトル!

『P5S』の見どころはなんといっても、ペルソナ5のオシャレなバトルが無双アクションに見事に落とし込まれているところ。

肉弾戦や銃撃はもちろん、ペルソナを使って魔法攻撃を繰り出したり、仲間全員で相手に総攻撃を仕掛けたりとしっかり『ペルソナ』しています。

ここまでペルソナらしいスタイリッシュな戦闘を実現しているのには驚きましたが、考えてみればシリーズの中でも『5』はアクションに向いていたんだと思います。

他のシリーズが制服や普段着で戦うのに対し、元々『5』は怪盗というコンセプトで衣装も変わりますし、パレスでのアクションも豊富でしたからね。

序盤は戦闘システムのチュートリアルが結構一気に詰め込まれるので、少しとっつきづらく感じました。

慣れてきてペルソナの技で弱点を突いて「1more」(追撃のこと)を狙えばとりあえずOKなんだ!つまりいつものペルソナだと気づいてからは、分かりやすく進められました。

雑魚戦は無双のようにシャドウたちをガンガン蹴散らしていくのが爽快で、ボス戦では動きを見てしっかり回避することも必要というバランスがちょうど良かったです。

またフィールドのギミックを生かした「ファントムムーヴ」や、キャラクターごとに個性的なカットインが入る「SHOWTIME」なども戦闘に良いアクセントをつけてくれていました。

ただこれらの新要素は演出がほとんどワンパターンですぐに飽きてしまいます。

次作や他のゲームに生かすなら、たとえば「SHOWTIME」ならテイルズの「秘奥義」みたいにパターンを増やしてほしいですね。

私はずっと最低難度のEASYで進めていましたが、それでもボス戦などでは死んでしまうことも何度かあったので、やや難易度は高めかと思います。

高難易度を攻略するには装備やアイテム、ペルソナ育成などのRPG要素も重要になってきますね(EASYでプレイする分には適当でいけるので良かったです…)。

ジェイル攻略は単調ながらも長すぎずテンポよく進む

『P5S』ではシャドウの巣食うダンジョンである「ジェイル」を攻略しながら進めていきますが、これがちょうど良い長さでテンポよく進められました。

前作『ペルソナ5』では「パレス」と呼ばれるダンジョンがありましたが、どれも非常に広大な上、ゲーム内で数日挟みつつ攻略するので、終盤にはうんざりしてきたプレイヤーも多かったのではないでしょうか。

本作のジェイルはそこまで広くないですし、途中で攻略を切り上げても日にちが進むことはありませんので、体力が減ってきたら一度帰って即ジェイルに戻るという方法がとれます。

また本作はジャンルがアクションということもあり、ジャンプやダッシュ、回避などをガンガン行いながら移動しますし、バトルにはシームレスに移行します。

このことがテンポの良さに直結しているのだと思います。

ジェイル攻略もほとんどパターンが決まっているので後半は単調になりますが、このテンポの良さのおかげで退屈に感じることはほとんどありませんでした。

前作にも増して魅力あるストーリーとキャラクター

「心」がテーマの正当続編らしいストーリー

『P5S』のあらすじは以下のようになっています。

『ペルソナ5』のエンディングから半年後の夏休み、「心の怪盗団」は再集結しキャンプや旅行の計画を立てようとしていた。
しかしふとしたことから、新たな異世界「ジェイル」に彼らは迷い込んでしまう。
そこでは「王(キング)」と呼ばれる異世界の主が、人々から「ネガイ」を抜き取って自らに都合の良いように「改心」させていた。
歪んだ欲望を抱く「王」たちを止めるため、「心の怪盗団」は再び立ち上がり、日本各地を巡る旅に出る!

本作のストーリーは「心」が大きなテーマとなっています。

前作では悪人を一方的に「改心」させていた怪盗団ですが、今回は敵側も「改心」の力を使うようになっており、改めてその行いの正しさに向き合うことになります。

また新たな仲間「ソフィア」やナビアプリ「EMMA」といったAIも深く絡んでくるため、全体的に感情や「心」の揺れ動きに迫る物語になっています。

私が好きだったのは、敵も完全な悪人としては描かれていないことですね。

「ジェイル」の「王」となった人物はそれぞれ過去にトラウマを抱えており、それから逃れるために人々を改心させています。

そんな彼らを一方的に「改心」させるのではなく、前作で似たような境遇にあった怪盗団のメンバーがただ「説得」することで救うというのが、前作に対するアンサー的な展開となっており続編らしくてとても好きです。

悪に対する怒りを原動力として突き進む勧善懲悪なストーリーだった前作と、人々を悲しみや苦悩から救い出す本作。

好みは分かれそうですが、個人的には本作の方がよく出来てるなと感じました(少なくとも続編としては完璧だと思います)。

驚くほど馴染んだ新たな仲間キャラクター

追加キャラクターのふたりの仲間も既存キャラを食うほどに魅力があります。

まず記憶をなくした謎のAI少女『ソフィア』

ビジュアルの可愛らしさはもちろん、ピコン「私も何か役に立てるか?」ピョンピョン「役に立てないのか…」ショボーンといちいちリアクションが犬みたいでかわいかったw

はじめは感情のないAIらしい喋り方ですが、旅を通して徐々に喋り方に抑揚をつけてくる声優さんの演技がすごく良い!

私のスマホにもソフィアが欲しいです!(EMMAはなんか怖いのでイヤだ!笑)

長谷川善吉も一人だけかなり年上の大人でありながら、しっかり怪盗団に馴染んでいて良かったですね。

はじめは三枚目キャラなのに、物語が進むにつれてどんどんカッコよさを増していくというズルいイケオジ。

まあCV三木眞一郎という時点でズルいのは決定事項ですからね、みんな知ってるね。

対強敵への総攻撃でのセリフ「決まったな…」が毎回聴きた過ぎて、いちいち善吉に操作を移すほどでしたw

また先述の「ジェイル」の「王」たちや、他のサブキャラクターもいい味を出しています。

割と好きだったのが善吉の上司の「鏑木京」管理官

自分が上に行って警察を内部から変えてやるからついてこいという頼れる上司感、一度は自分よりさらに上の命令に牙を抜かれながらも善吉を信じてやる心意気などがめちゃくちゃカッコ良かったです!!

まとめ

以上、『P5S』の感想でした。

ファンディスクのような位置づけですが、続編としては100点満点の出来だと思いますので、前作プレイヤーはぜひこちらもプレイしてみてほしいところです。

ただ前作にあった「コープ」や他の遊びを実装したり、より戦闘システムを洗練させるなど、さらに作り込める余地はあるかなとも感じました。

今後も『ペルソナ』関連でこういったアクションRPGを作るならその辺りも充実させて、本編顔負けの作品を作ってくれることを期待したいです。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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