【レビュー】『アンリアルライフ』幻想的なピクセルアートが織成すシリアスだが暖かなストーリー

PC

こんにちは〜あどぽっぽです。(@adpoppo_blog)

今回は『アンリアルライフ』の感想です。

対応ハードSwitch、PC、スマホ
発売日2020年5月14日
ジャンルアドベンチャー
プレイ時間約5時間
発売元room6
開発元hako生活

『アンリアルライフ』は幻想的な雰囲気が美しい謎解きアドベンチャーゲームです。

主人公の少女は触れたものの記憶を読み取る力を駆使して、喋る信号機と共に自身の記憶を取り戻すこと、そして自身の記憶の手掛かりである「先生」を探す旅に出ます。

適度な難易度の謎解きと先が気になるストーリーで、美しく描かれた世界をサクサクと進めていくことができました!

美麗なピクセルアートが生み出す幻想的な雰囲気

本作の一番の特徴は全体的に暗い青や黒で彩られた、高精細で美しいピクセルアートの世界でしょう。

主人公の少女・ハルは記憶を取り戻すために旅する中でさまざまな場所を訪れますが、そのほとんどが夜のように暗い配色となっています。

ただ恐ろしさや不気味さはを感じさせるような暗さではなく、月明かりや電灯がぼんやりと差し込みどこか暖かみや幻想的な雰囲気を演出しているんですよね。

終盤になると、夕日の差す場所も訪れることになりますが、こちらはこちらでノスタルジーな雰囲気でとても落ち着いた色合いになっていました。

さらにそんな世界において白い服を身にまとい赤い瞳をしたハルの存在は、物語の展開も相まって非常に儚げに感じられます。

全編を通して落ち着いた雰囲気があるのですが、ストーリーの途中には真っ赤な文字や赤塗りの人物を用いたちょっとしたホラーというかビックリさせる演出が差し込まれることがあります。

これがストーリーだけでなく、美術的にも良いアクセントになっているため退屈させません。

美麗なピクセルアートをただの美術に留まらせず演出にまで昇華させている点が非常に素晴らしいと思いました。

謎解きが適度な難易度で進めやすい

主人公のハルは手で触れたものの記憶を読み取る所謂「サイコメトラー」的な能力を持っています。

要するにそのオブジェクトの近くで過去に何が起こっていたのかを知ることができ、この能力を用いて謎解きをしていくのが本作のメインゲームシステムです。

謎解き自体の難易度はさほど高くなく、かといって易しすぎるわけでもない適度な難易度だと個人的に感じました。

少し悩むものがあっても、キャラクターに話を聞いてみたりアイテムを試行錯誤しながら使ってみれば大体10分もあれば解決しましたね。

本作のキモの一つはストーリーなので、謎解きに悩みすぎて詰まるということがほとんどないというのは嬉しいポイントでした!

やや暗いが暖かさも感じさせるストーリー

本作の導入は、主人公ハルが見知らぬ道で目を覚ますところから始まります。

どこかもわからず、記憶もなく…かろうじて思い出したのは「先生」という人のことだけ。

「先生」を見つけ記憶を取り戻す彼女の旅を支えるのは、なんとAI搭載の信号機!?

さて、前述したように、物語の途中にはたびたび真っ赤なデザイン多めでハルの記憶のフラッシュバックが差し込まれるのですが、それらは彼女が辛い経験をしてきたことを想像させるショッキングな内容ばかりになっています。

大人しい性格の彼女にこんな思いをさせた記憶はどのような内容なのか?そして旅する中で見つける手掛かりと記憶が徐々にリンクしてくるなど、続きが非常に気になるストーリー展開がなされています。

また本作はストーリーだけでなくキャラクターも非常に個性的かつ魅力的です。

キャラクターにハルと同じ人間はほとんどおらず、レストランを経営する優しいお母さんのようなマリモ、義理堅いペンギンの電車車掌、喋る犬やカラスなど多種多様な住人たちが暮らしています。

中でもハルを最後まで支えてくれる信号機・195がハルと紡ぐ絆は少しウルっときてしまいました。

機械的なAIが人間と仲を深めていって最後には自己犠牲なんてことをしたりする系はどうしても感動してしまいますね…(195は割と最初からハルに対して献身的ですが)。

まとめ

以上、『アンリアルライフ』感想でした。

非常に高い評価を受けた美術面はもちろん、ストーリーも傑作でしたので幅広い層に薦められるゲームだと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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